「小桜姫物語」
この本は、現在から500年ほど前に実在した女性が
神様として神社に祀られる事になった物語が描かれています。
その小桜姫が祀られている神社は、現在も存在しており
三浦半島の油壷の対岸にあります。
私たち夫婦は昨年の11月にお参りをしてしてきました。
こざっぱりした神社で社には、お花がたむけられています。
きっと、お供え物もあるのでしょう。白いホーローのトレイが置かれていました。
その様子から、小桜姫のお人柄が伝わってくるようでした。
この本で一番印象に残った文面は、以下の通りです。
「これから自分はこのお宮に鎮まるのだ・・・・・・・。」
さう思つた瞬間に、私の姿はいづくともなく消えて失せて了ひました。
後でお爺さんから承るところによると、私といふものはその時すつかり御幣の中に入つて
了つたのださうで、つまり御幣が自分か、自分が御幣か、その境界が少しも判らなくなつた
のでございます。
その状態がどれ位つづいたかは自分には少しも判りませぬ。が、不思議なことに、さうし
て居る間、現世の人達が奏上する祝詞が手に取るやうにはつきりと耳に響いて来るのでござ
います。その後何回いかうした儀式に臨んだか知れませぬが、いつもいつも同じ状態になる
のでございまして、それは全く不思議でございます。
霊界通信 小桜姫物語 浅野和三郎著 より抜粋
私は単純に、この場面が「へぇ~~、神様ってこんな気持ちなのか。」
と何故か腑におちた気持ちになったのでした。
他、私にとっての読みどころは、小桜姫と玉依姫・弟橘姫との対話場面。
うきうきして読んだのでした。玉依姫も弟橘姫も、私にとって大切な存在だからです。
それから、もうひとつお伝えしたい事は産土神が私たち人間にとって
とても大切な存在ですよ。と説かれているところです。
産土神というのは・・・あなたが生まれた土地の守護神で、生まれる前から
死んだ後まで、あなたを守護する神様です。
私は、この本を読んで「これは、お客様をカードリーディングする時に産土神を加えなけ
ば。」と思いカードの中に加えました。(それまで加えていなかったので)幸いペンジュラ
ムでのリーディングが可能となったので、産土神から何らかのメッセージが必要であれば
お客様にお伝えできるハズなのです。
まぁ~まだ、一度も登場なさっていないのですけどね・・・。
日本の神様カードの産土神又は氏神様を示唆するカード。です。
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